予防保全で大切な設備を守ります
各種モータの整備保全を主とし、生産ラインに直結される駆動源を支えてきました。当社は三菱電機株式会社のリペアショップであり三菱電機機器はもちろん、国内、海外メーカーの整備についても豊富な実績があります。
モータ種類
交流モータ、直流モータ、巻線型モータ、(交流、直流)発電機、減速機付モータ(サイクロ付含む)、クレーンモータ等
作業範囲
各種オーバーホール、巻線製作(直流、交流巻線)、整流子整備(新作、取替)、スリップリング整備(新作、取替)、滑り軸受整備等、現地出張作業
モータの老化スピードは人間の約4倍
機械の動力源として最も数多く使用されている電動機は、比較的長く運転を続けている物が多いため
半永久的な寿命があるかのように思われがちですが、以下の統計が示されています。
{ 電気学会技術報告 (Ⅱ部)第182号より }
・運転開始後10年を経過すると絶縁劣化を主因とする事故が増加しはじめ20年後には寿命域に入ります。
・電動機の事故は多大な損害をもたらします。特に高圧電動機の場合大きいものとなります。
・計画的な予防保全を実施し、事故を未然に防止することが非常に重要です。
電動機モータの寿命
JEMA資料によるアンケート結果
アンケートの回答は、24時間監視体制にある特別高圧受電の大手工場が主体で、高圧・低圧の電動機モータでも汎用とは言い難い機種が含まれています。
更新を考慮する時期については20年経過時が多いですが、低圧機更新推奨は15年です。
スチーム洗浄
整流子切削
コイル巻替
試運転
モータ全般 整備の目安
定期的な目安
点検種類 | 周期 | 作業内容 |
現地点検 | 御相談の上 | 現地軸受振動調査 グリス補給、その他 |
一般整備 | 5年~7年 | ベアリング交換、洗浄、再ワニス処理等 直流機においては整流子、カーボン周り整備 |
絶縁診断 | 随時 | 特に高圧モータは一般整備毎にお勧めします |
精密整備 | 20年~25年 | 巻替、ベアリング交換、洗浄、各部品取替等 |
日常点検から見る整備目安
機種 | 症状 |
交流、直流モータ、共通 | ベアリング異音、振動発生、発熱、絶縁不良、 その他 |
交流巻線型、直流モータ | 整流不良、スリップリング荒れ、 ブラシフォルダ損傷、その他 |
※ 上記に限らず諸症状が見られましたらご一報ください。